製品・サービス
「セイコータイムスタンプサービス」は、2023年2月に「時刻認証業務の認定に関する規程を定める件(令和3年総務省告示第146号)」に基づく、総務大臣による時刻認証業務(タイムスタンプサービス)認定を取得しました。
「Seiko Trust タイムスタンプ」は総務大臣認定の「セイコータイムスタンプサービス」を使用したタイムスタンプ発行サービスです。既存のインターネット回線を利用することにより、すばやく総務大臣認定の高信頼タイムスタンプ発行サービスをはじめられます。
高速・高精度なタイムスタンプサーバーを活用した時刻認証(タイムスタンプ)により、あらゆる電子データの真正性を保証。時刻認証による電子データの安全性の強化が、スピーディにはじめられるので、知的財産保護・システムへの組込など様々な場面で活用できます。
※リリース順で掲載しています。
■あらゆる電子データの真正性が保証可能
電子データは紙とは異なり
・劣化をしない
・改ざんがされても分からない
などの理由から、その正当性を主張することは難しいものとされてきました。
それらを解決するのがタイムスタンプです。
タイムスタンプは以下2つの機能によって「存在日時」「非改ざん」を証明することができる技術です。
1、対象の電子データが”いつ“から存在したのかを示す機能
2、タイムスタンプ付与以降改ざんが行われたら検知をする機能
そのため、知的財産保護対象の文章や契約書等に用いることで、その真正性を主張することができます。
■総務大臣認定/国際基準企画「RFC3161」準拠
「Seiko Trust タイムスタンプ」が使用している「セイコータイムスタンプサービス」は、2023年2月に「時刻認証業務の認定に関する規程を定める件(令和3年総務省告示第146号)」に基づく、総務大臣による時刻認証業務(タイムスタンプサービス)認定を取得しました。また、国際標準規格「RFC3161」に準拠したサービスとなっているため、この規格に沿った使い方であれば、お客様側で開発など自由に行うことが可能です。
■少量利用も可能
知的財産保護の目的などで、「付与したいPDFは少ないが確実にタイムスタンプを付与しておきたい!」という方は、Adobe Acrobat Readerと掛け合わせてご利用いただくことが可能です。Adobe上に簡単な設定をするだけですぐにスタートすることができます。
※一括検証機能はありませんので、電子帳簿保存法対応の際は「COMPACT IN」「eviDaemon」をご検討ください。
その他導入事例はこちらよりご確認ください。
その他コラムはこちらよりご確認ください。
■概念
タイムスタンプとは「特定の時刻に存在したこと」「その後改ざんされていないこと」を証明する暗号セキュリティ技術です。
「セイコータイムスタンプサービス」は、2023年2月「時刻認証業務の認定に関する規程を定める件(令和3年総務省告示第146号)」に基づく、総務大臣による時刻認証業務(タイムスタンプサービス)認定を取得しました。
この総務大臣認定取得によって、セイコーのタイムスタンプサービスは、利用範囲が一層拡大され、海外とのデータ流通への適用も、より容易になっていくことが見込まれます。
タイムスタンプの有効期間が切れた場合に効力はなくなります。または、タイムスタンプを検証した時に検証結果がエラーであった場合も、タイムスタンプの効力は失われます。
電子データの内容を無理に書き換えることはできますが、その場合、タイムスタンプの検証はエラー(改ざんの疑い)となります。
ある電子ファイルのハッシュ値に、偶然一致するハッシュ値が生成される確率は、認定タイム スタンプサービスで使用されているSHA2ハッシュで、2の128乗分の1から2の256乗分の1です。 一般用途に利用されているSHA1ハッシュで2の80乗分の1です。 SHA-2ハッシュであれば、現在のコンピュータ技術では一致させることは困難とされています。 SHA-1ハッシュでも非常に大きなコンピュータリソースと長い時間が必要とされています。
タイムスタンプ局に送信されるのは、電子データから計算されたハッシュ値だけです。ハッシュ値から元のデータを復元することは不可能ですので、お客様の電子データの情報が漏えいすることはありません。
■製品
アドビシステムズ社のAcrobatを使うことでPDFに簡単にタイムスタンプを使うことができます。 ※一括検証機能は無いため、電子帳簿保存法対応目的の場合には「eviDaemon」「かんたん電子契約forクラウド」をご検討ください。
PDFにタイムスタンプを付与した場合は、Acrobat Readerで確認することができます。 PDFをAcrobat Readerで開いたあと、署名タブを選択し、プロパティを開いて、「日付/時刻」タブを確認してください。「署名にタイムスタンプがあります」と記述されていれば、タイムスタンプ時刻が表示されています。
■タイムスタンプについて
「タイムビジネス信頼・安心認定制度」では、以下の3種類のタイムスタンプが規定されています。 デジタル署名を使用する方式/リンキング方式/アーカイビング方式 現在、最も広く利用されているのはデジタル署名を使用する方式のうちRFC3161に準拠したタイムスタンプです。 弊社サービスもRFC3161に準拠したタイムスタンプを発行するため世界中のアプリケーションで利用することができます。
本サービスでは日本標準時刻に対して1秒以内の誤差で同期していることを保証しています。
タイムスタンプ局との間で送受信するデータは、数十バイトのハッシュ値とタイムスタンプなどですので、ダイアルアップのような環境でも十分に利用できます。
タイムスタンプ局に送信されるのは、電子データから計算されたハッシュ値だけです。ハッシュ値から元のデータを復元することは不可能ですので、お客様の電子データの情報が漏えいすることはありません。
タイムスタンプの有効期間はおよそ10年です。
タイムスタンプの有効期間が切れる前に、もう一度タイムスタンプを押すことで有効期間を延長することができます。 JIS X 5092:2008 CMS利用電子署名(CAdES)の長期署名プロファイル JIS X 5093:2008 XML署名利用電子署名(XAdES)の長期署名プロファイル RFC3126 などで標準化されています。
電子データがタイムスタンプ時刻に存在していたことが確定されます。 たとえば、似たような研究をしていた場合にどちらがより早く成果を出したかをタイムスタンプを使って証明することができます。
Seiko Trust タイムスタンプ
その他資料はこちらよりご確認ください。